ホームページ制作後にインターネット上でホームページを公開するためには、Webサーバーと呼ばれる公開領域を用意する必要があります。
Webサーバーとは
Webサーバーとは、ホームページを公開するためのデータを保管するネットワーク上でつながったコンピュータのこと。もっと簡単に解説すると、ホームページを家に例えると、Webサーバーは家を建てるために必要な土地になります。ホームページを車に例えると、Webサーバーは車を保管するための駐車場になります。
Webサーバーの仕組み
インターネットでつながったWebページ(ホームページ)を閲覧するためには、GoogleChromeやFirefox、Internet ExplorerといったWebブラウザと呼ばれるソフトウェアが必要になります。例えばあなたが特定のホームページを閲覧しようとした場合、Webブラウザソフトを使ってホームページのURLを打ち込んだり、GoogleやYahoo!JAPANといった主要検索エンジンに任意の検索ワードを入力して目的のホームページにアクセスする必要があります。
Webサーバーに任意のリクエストを送信する側をクライアント(顧客)、
クライアントからのリスエストを受け付けWebサービスを提供する側をサーバー(SERVER)と呼びます。また、Webサービスを提供する場合はWebサーバー側にApacheと呼ばれるWebサーバーソフトウェアがインストールされていないと閲覧することはできません。
Webサーバーの種類
ホームページを公開するために必要なWebサーバーにもさまざまな種類が存在します。
大きく分けると3つのタイプがあり、他人とスペースを共有する共有サーバー、自分専用の公開領域をもつ専用サーバー、そして専用サーバーのような感覚でスペースを専有できるVPSサーバー、アマゾン ウェブ サービス(AWS)の登場により最近よく利用されるようになったクラウドサーバー(仮想サーバー)の4種類に分類されます。
共有サーバー | 共有サーバーは1つの物理サーバーに1つのOSと、1つのWebサーバーアプリケーションが稼働しています。その資源を複数のユーザーが共有して使います。 |
専用サーバー | 物理サーバーを完全に1台専有して使用できるのが専門サーバーです。 |
VPSサーバー | VPSでは、物理サーバーにインストールされているOS(ホストOS)の上に、ユーザーそれぞれに仮想サーバーが割り当てられ、その仮想サーバーを専有して使えます。仮想サーバーではホストOSとは別のOS(ゲストOS)がインストールされており、ユーザーが管理者権限を持って自由に操作することができます。 |
クラウドサーバー | クラウドサーバーもVPSサーバーと同じように、ユーザーそれぞれに仮想サーバーが割り当てられます。VPSサーバーと異なるのは、用途に応じて機能を拡張しやすいことです。 |
Webサーバーの違いによる主な特徴
種類 | 費用 | 処理速度 | データ容量 | 導入レベル |
専用サーバー | 高価格 | 早い | 大きい | 難しい |
VPSサーバー | 中価格 | 早い | 大きい | 比較的難しい |
共有サーバー | 低価格 | 遅い | 小さい | 簡単 |
クラウドサーバー | 従量課金 | 早い | 拡張可能 | 難しい |
専用サーバーとクラウドサーバーの費用比較
従量課金型のクラウドサーバーに対し、専用サーバーは月額固定型のサービスが主流のため、クラウドサーバーの方が安価に利用できるイメージがありますが、同等のスペック、利用期間で比較した場合、短期間の利用ではクラウドサーバー、長期間の利用では専用サーバーのほうが比較的費用が安くなる傾向にあります。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
Webマーケティングに関する最新情報をお届けします